天珠の紋様のややこしいシリーズ1✨ 菩提心と仏心と蓮花？

天珠のあやふやシリーズ✨ 知らんけど・・・ コチラの紋様の区別できるでしょうか？ すべてハートのような紋様が見られますね＾＾ 正解は、左上は双心金剛杵天珠 右上は蓮花宝瓶天珠 下は仏心三眼天珠です。 全て違う紋様でしょと言う方・・・ 実はこのうちの一つが同じ紋様なのです！ こちらのハートのような紋様は、全て仏の心、仏心を表しています。 仏心とは悟りを開いた仏の心「慈悲の心」と云われる紋様です。 この紋様は、ずっとOVER-9でも混同して販売しておりました。 上が菩提三眼天珠、下が仏心三眼天珠です。 菩提心は悟りを求める心です。 仏心とも関係があるのですが、紋様は別でした。 よく見ると、上の菩提心は「仏陀が悟りを開いた菩提樹の葉紋様」なので、茎の棒線が見えますね！ 下の仏心は、ひっくり返すとハートに見えて、仏の心を表しています。 [nlink url="https://www.over-9.com/blog/bodhi/"] 菩提と菩提心 菩提天珠と菩提三眼天珠です。 そして、最後は蓮花宝瓶天珠のハート紋様です。 左が蓮花宝瓶天珠、右は四線虎牙蓮花天珠です。 どちらもハートのような紋様ですが、仏心ではなく「蓮花」を表しています。 蓮花は、水蓮花という紋様があり同じ意味になりますが、茎が描かれて紋様が違います。 同じ名前でも色んな紋様があるし、似た紋様でも違う名前って結構あるかも！？ 皆さんどうですか(^^)/

虎牙天珠 四線虎牙天珠（しせんこが）双虎牙天珠の意味や効果効能について

2022年寅年！ 天珠で虎と言えば虎牙天珠でしょう✨ 虎の牙紋様が描かれていて老天珠からある古い紋様です。 虎牙天珠には色んな別名があったり、ある天珠の紋様と共通点が分かりました。 虎牙天珠を身に着けると、どういった意味や効果効能があると云われているのか・・・ 一匹の虎が宿ったと云われている虎牙天珠について紹介します＾＾ チベットでの虎牙天珠の意味 日本では生息していない虎はイメージが付かない空想上の動物でしたが、インドや中国、チベットのような高地でも虎は生息しています。 人智を超える強力な虎のモチーフはいつしか強力な魔除け、守護神として捉えられてきました。 チベットでの虎牙紋様は金剛界曼荼羅に関係します。 曼荼羅には５つの部に分かれており如来部（仏部）、金剛部、宝部、蓮華部、羯磨部（かつまぶ）があり、チベット密教の中で虎牙は金剛部のことを表していると云われています。 虎牙のトーテム、紋様の意味合いには色んな意味合いがあり、それぞれ説明していきたいと思います。 虎牙天珠の紋様の秘密、意味効果効能について 虎の牙は三角形の尖ったデザインで天珠をグルっと描かれています。 ちなみに白色が紋様ですよ！ 三角形の両端は対称的で、重複した繰り返した配列。 この三角形のトーテム（紋様、図案）を法器金剛杵と考えられています。 天珠の紋様で言えば金剛杵天珠ですね！ [nlink url="https://www.over-9.com/blog/vajra/"] 虎のトーテムに迫る！ 人間社会で生きていくのにストレスや悩み、迷いは必ずあります。 日々の悩みや精神、煩悩をコントロールできない原因は２つあり、自分自身の心と（内心）と外在（外からの障害）です。 内なる心と外からの障害を打ち壊す意味合いが虎牙紋様（金剛杵）になります。 また、古来中国では、虎は神の使いと言われ健康な体になるためのお守りや厄除け魔除けのとしてのトーテムでもありました。 虎牙天珠を研究した老舗天珠メーカーは、この難解な紋様をチベットに赴き、僧侶や収集家などと研究した結果、 この虎牙紋様は心臓と肺の循環系統を促進する機能があるとパンフレットにて説明しています。 （※あくまでも紋様の意味合いです） 虎牙天珠を身に着けるのは、厄除け、魔除け、事故防止（交通安全）、強靭な肉体と精神を手にするお守りでもあります。 虎の強靭な牙の意味合い 一匹の虎が宿ると云われる虎牙天珠を身に着けると、強い性格で勇気を持って色んな災難や困難にも挑戦し戦う力が備わると云われています。 強い心が備わる事で、逆境や本番に強い気持ちを持てるのでスポーツや営業、交渉事、ギャンブルや恋愛などライバルに絶対負けない勝負強さが身に付くと云われています。 虎牙天珠 四線虎牙天珠 双虎牙天珠などの名前の違い 虎牙天珠には、四線虎牙天珠があります。 四線虎牙天珠とは同じ意味合いですが、虎牙天珠を二つ重ねた紋様と云う事で意味を強化しています。 では、双虎牙天珠とはどんな紋様でしょうか。 その前に、実際に虎の牙が見える写真をご覧ください。 虎の大きな牙は、上に２本、下に２本ありますね。 虎牙天珠の紋様は牙を三角形で表し、上と下で連なって描かれています。 紋様を白で描くので、上下セットで描かれているのが虎牙紋様です。 その上下セットをもう一つ重ねると四線虎牙天珠と言うのですが、別名双虎牙天珠と言われています。 逆に四線虎牙天珠とは上下をセットにせず、上牙、下牙、上牙、下牙と四線描かれていると云う事から名付けられたようです。 つまり、四線虎牙天珠と双虎牙天珠は同じ紋様と云う事です。 [nlink url="https://www.over-9.com/blog/tiger-tooth-1/"] 虎牙天珠の関連する紋様 虎牙天珠は老天珠からある古い紋様です。 しかも虎牙紋様は単体でも良くありますが、天珠の組み合わせされた紋様もかなりあります。 「虎牙天珠（四線虎牙天珠）」 「虎牙三眼天珠」 「金剛虎牙六眼天珠」 「四線虎牙蓮花天珠」 「金剛杵天珠」 「山形天珠」 他にも今はなくなりましたが、四線虎牙六眼天珠と言う天珠もありました。 紋様の意味として、水紋天珠、閃電天珠とも関連して呼ばれていますが、また説明していきたいと思います。

水蓮花天珠（睡蓮花）蓮花天珠の意味効果効能、組み合わせについて

皆さん水蓮花天珠持っていますか？ 仏教と深く関わりがある紋様の蓮を表しています。 魅力的な意味や可愛い紋様達、天珠の種類が違うと同じ水蓮花天珠でも選び買いがありますね！ また、水蓮花と蓮花の紋様の違い、組み合わせなど解説していきます。 可愛いだけじゃない男性にもお勧めの水連花天珠是非ご覧ください。 ※すいれんかを漢字で書くと、睡蓮花や水蓮花と様々ありますが、このブログでは水蓮花天珠とさせて頂きます。 仏教における蓮とは？ 仏教のシンボル、代表的なモチーフとして蓮があります。 チベット語では蓮華（ぺマ）と言われ、蓮華はチベット八宝の一つ でもあります。 蓮花は極楽浄土に咲くと考えられており、様々な仏像も蓮の台座（蓮華座）に鎮座しています。 菩薩がつぼみの蓮を持つのは、如来になる前のつぼみの状態の蓮である意味があり、 開花した蓮の花は、悟りを象徴しています。 蓮と睡蓮はどちらも水の中に根を張る「抽水植物」で60種もの種類がありますが、 仏教では特に区別されず、蓮華（れんげ）と呼ばれます。 日本の国花は、桜ですがインド、スリランカ、ベトナムでは蓮を国花として描かれています。 ただチベットでは標高が高い為に蓮は生育しない事から、蓮はより神格化されたのかもしれませんね。 睡蓮花天珠（水連花）蓮花天珠の意味効果効能 仏教で蓮花の意味は非常に素敵な意味合いです。 「泥中の蓮花」 「蓮は泥より出でて泥に染まらず」 これらのことわざのように蓮は泥の沼地でしっかり根を張り、泥の中からでも凛とした綺麗な花を咲かせます。 蓮の花は泥にまみれる事無く、白や赤ピンクなど自分本来の色の花を咲かせます。 仏教ではこの泥をストレスや不安、苦しみ、嫉妬や煩悩である「不浄」を意味し、 その不浄の中から泥に染まる事無く気高い凛とした蓮の花は「清浄」を象徴します。 どんなにつらく苦しくても美しく綺麗な花を咲かせることから、 決して泥の汚れには染まらない純粋な強さは、願望達成や周りに左右されない強い信念が身に付くと言われています。 泥のような修行時代にしっかりと根を張り、もがき苦しんだからこそ大きな花が咲く、よく聞くサクセスストーリーのような「自分らしさ」や「個性を磨く」、「才能の花を開花させる」自己成長のお守りでもあります。 蓮花の五徳 「蓮花の五徳」という仏教の教えをご紹介します。 淤泥不染（おでいふぜん）の徳 泥に染まらない綺麗な花を咲かせる蓮は、濃い泥水であるほど大輪の花を咲かせると言われています。 どんな環境でも周りのせいにはせずに自分は自分、感謝の気持ちを持ち心の中が晴れやかであればいつも清浄でいられることを表しています。 一茎一花（いっけいいっか）の徳 蓮は一つの茎からは一つの花を咲かせます。周りには沢山花はあっても自分は自分、貴方という存在は代わりはいない、世界で唯一無二の存在です。 まさしくSMAPの「世界に一つだけの花」ですね。 花果同時（かかどうじ）の徳 蓮の花は、花が咲くと同時に実が出来ると言います。 生まれた時からすでに仏の心は誰もが備わっています。 苦労した努力は花が開くと果実となって報われるという意味かと思います。 一花多果の徳（いっかたか） 一つの蓮の花には沢山の実が出来ます。 一つの花を開くことが出来たらその自分だけの幸せだけで満足せず、幸せを沢山の方に分け与える存在へ。 中虚外直（ちゅうこげちょく）の徳 蓮の茎はレンコンの様に何個もの空洞になっています。 じつは、非常に効率的で強靭な構造。 その蓮は太陽に向かって上へ上へ迷わず、脇道にもそれず真っすぐ進んでいるようです。 蓮一つ知るだけでも面白いですね！ 水蓮花天珠と蓮花の違い！？ 水蓮花天珠は老天珠から伝わる紋様です。 ただちょっと待ってください。 老天珠から伝わる紋様は、蓮花天珠です。 引用元：林東廣氏「The gzi Beads of Tibet」 亀甲蓮花天珠や特殊蓮花天珠、六吉祥天珠として紹介している六弁蓮花天珠など。 このようなハートのような紋様が老天珠から伝わる紋様です。 ハート紋様も可愛らしいですね！ [nlink url="https://www.over-9.com/blog/buddha-heart/"] この水連花天珠のような茎があるチューリップのような紋様は近年デザインされた紋様です。 蓮は泥の中から茎をのばし花を開花させる様が感じ取れる紋様ですね！ 老天珠から伝わる紋様は蓮華天珠 現代に作られた紋様は水蓮花天珠 どちらがお好みですか？？？ 他の天珠紋様と組み合わされた蓮花天珠 ＜＜＜金剛蓮花三眼天珠 ＜＜＜蓮花宝瓶天珠 ＜＜＜六弁蓮花天珠（六吉祥天珠） ＜＜＜虎牙蓮花天珠（四線虎牙蓮花天珠） ＜＜＜蓮花羊眼板天珠（蓮花羊眼天珠） ＜＜＜観音水蓮花天珠 ＜＜＜亀甲蓮花天珠