チベット天珠 アンティークな本物の老天珠 チベット人に聞いた タブーや扱い方とは

公開日:2021/04/27
更新日:2022/08/31

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老天珠と現代天珠の違いについて

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仕入れで出会った天珠愛好家に聞くアンティークなジービーズ 老天珠の扱い方とは

天珠を知るには老天珠の事を知るのが一番です

OVER-9の長年の仕入れの中で、老天珠のコレクター、愛好家の方にお会いすることがありました。

老天珠愛好家の方にお話を聞くことができました。

それでは老天珠の貴重なお話をご覧ください!

老天珠とは

老天珠とは紀元前5世紀ごろから古代チベットに存在していたアンティークの天珠

古代天珠、ジービーズともいい西蔵天珠、チベット天珠とも言われています。

天珠愛好家に聞くアンティークなジービーズ 老天珠とは 古代天珠
引用元:林東廣氏「The gzi Beads of Tibet」

林先生の貴重な本にある本物の老天珠達です。

どことなくアンティークな面持ち、現代天珠にはない味がありますね!


古代チベットで2500年もの前から代々受け継がれてきたという天珠を老天珠と言いますので、

今の手元にある天珠が50年、100年、200年という年月が経ったとしてもそれは老天珠にはなりません。

老天珠の事はこの科学が発達した現代でも解らないことが多く謎に包まれています。

解っているのはチベットではダイヤモンドやルビーやサファイアといった宝石よりも天珠が最も大切に扱われている宝石である事。

徳を積み修行を重ねた限られたものしか老天珠は手に出来ない為、

老天珠を手に出来たものは、それはもう家宝として先祖代々受け継がれていったそうです。

もともと数に限りがあった老天珠は、ある出来事で注目を集めます。

それが、1994年の中華航空機墜落事故です。


この悲惨な出来事によって天珠が一躍注目を集め、世界中のお金持ちやコレクターが天珠を買いあさり、

老天珠は一般市場から無くなってしまいました。

実際に古代天珠(老天珠)を見せてもらいました

2009年に天珠の工場を視察に行った際、偶然にも老天珠を所有しておられる偉いお坊さんが天珠を物色しておられました。

偶然出会ったそのお方は、なんとチベットでも有名な活佛のお弟子さんでした。
(ここでいう活佛とは日本でいう大臣に匹敵する役職の方です)

見せて頂いたのは、老天珠が沢山連なったネックレス。

恐らくどこにも出ていない老天珠です。ふと触らせて頂いたネックレスは価格を聞いてびっくりしました!

40mmクラスの八眼天珠でおよそ3000万円。

20mmクラスの小型天珠でおよそ1200万円。

これは、2009年当時の価格なので値段がさらに上がっていると思います。

全ての天珠に綺麗な紅朱砂や黒朱砂が現れています

その圧倒的なパワー!本物を体験しました。

日本ではあまり知られていませんが、老天珠を扱える人も限られており、

「天珠を伝授される時にはすべてを清めてからでないと受け取れない。」とおっしゃられていました。

天珠を授かることは、チベット人にとって最高の喜びであり、天珠を身に着けても良いと認められることだということです。

古代のアンティーク、老天珠を身に着けていると、

「お風呂はもちろん、トイレに行くときも外しますよ」と笑顔で言っていたのが印象的でした。

老天珠に限ると思いますが、浄化という作業をしたことがないそうです。

人間の体温や人間が出す油で自然と浄化されて、常に綺麗な状態の天珠だそうです。

※老天珠はという表現をされましたので、現代天珠では、定期的な浄化が必要かと思います。


老天珠の本物と偽物

老天珠と現代天珠は明確な違いがあります。

老天珠は少なくとも1000年を超える前から天珠として存在しています。

100年前に作られた天珠(料器天珠)もあるそうですが、

100年前の天珠も含め、現在作られている天珠は全て現代天珠、新天珠になり老天珠とは全く別物となります

さらに今作られた現代天珠が例え1000年経ったとしてもそれは現代天珠のアンティークというだけで老天珠にはなりません。

しかしなぜか現在の日本では老天珠、古代チベットのアンティーク天珠が過剰にたくさん出回っています。

天珠の事を知らないのをいいことに、現代天珠を老天珠と偽って販売しているお店がかなりあります

老天珠のコレクターは、「出回っている老天珠のほとんどが偽物で本物を知らないから日本人は騙される」とこの現状を危惧していました。

現代天珠は現代天珠の本物であって、現代天珠を老天珠として販売しているお店があるので老天珠の偽物になってしまう。


かなり貴重な本物の老天珠のネックレス・・・

今回天珠の工場に来られていた老天珠の愛好家は、現代天珠を探しに来られました。

なぜかというと、チベットには老天珠はもうないから、良い品質の現代天珠を探しに来たと云っていました。

天珠の工場長も現代天珠の本当に良い物は、非常に高い値段で取引され評価されていると言っていました。

まず、老天珠が数に限りがあるのでまず入手が難しい事。

本物が本当にない為に、価格が高騰しているという現状があります。

老天珠かどうか簡単に見極める方法として、価格を聞いてみてください

私が見た老天珠は一番安い物でも1000万円はしますが、日本で出回っている老天珠は安いものだと5万円、高い物でも50万円です。

通常こんな低価格で入手できるはずがありません。

老天珠ならではの怖い話

本物の老天珠、ジービーズはかなり希少で誰もが手にしたいと思います。

ただ注意して頂きたい事があります。

知っていただきたいのは、本物の老天珠は全てが代々伝承されたものではありません。

かなりの割合で出土品の老天珠があります。

出土品とはお墓に死者と一緒に埋葬されて発掘された老天珠と云う事です。

やはり代々伝承されて受け継がれてきた老天珠とは違う歴史をたどっているので違いがありますが、その出土品の老天珠もまず一般市場には出回りません。

また、老天珠はコレクションとしてだけの所有願望があるのはある意味危険であると言っていました。

それは、宝石特有の「様々な人の手に渡ることで、真の価値が下がり、悪霊が住み着く」とうわさされている事実です。

チベットの地位の高い僧侶から直接頂く天珠は大変ありがたいですが、一般に流通している老天珠は、様々な実業家、権力者が手にした老天珠であり、

清められた天珠とは全く違う禍々しい形相になっている可能性が高いそうです。

OVER-9の天珠について

OVER-9の扱っている天珠は、全て現代天珠、新天珠です。

本物の老天珠ではありませんが、老天珠のような素晴らしい風合いを出す老礦天珠

天珠に龍が宿ったと云われる龍紋が見事に作り上げた上肯龍紋天珠

赤い紅玉髄で作られた紅玉髄天珠

白青緑黄色などの色鮮やかな老玉髄天珠

そして品質を求めた至純天珠など色んな天珠を扱っています。

どれも老天珠のような天珠を目指して、現代に蘇った素晴らしい天珠を作っておられます。

これらの天珠は天珠の工場で作られ、OVER-9では直接仕入れていますので初めての所有者があなたなのです

初めて所有する天珠はあなただけにパワーを注ぐことを約束します

チベットでは、お金に対する考え方も我々と全く違いました。

必要な分だけあれば、残り全てのお金はお寺に寄付するそうです。

そういった純粋なチベット文化を体験できた旅となりました。

“チベット天珠 アンティークな本物の老天珠 チベット人に聞いた タブーや扱い方とは” への1件のコメント

  1. […] 老天珠と現代天珠の違いについては以下の記事をご覧ください。 >>>老天珠と現代天珠の違いについて […]

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